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9784062880060
「空気」と「世間」
著者/鴻上尚史 出版社/講談社 サイズ/256ページ 17.5*11cm 発行(年月)/2009年7月
販売価格 ¥ 946(本体 ¥860)
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「空気」の存在に怯えている人は多い。なぜ「空気」は怖いのか? その正体を探っていくと見えてきたのが、崩れかけた「世間」の姿だった…。脚本・演出家が、阿部謹也、山本七平といった先人の仕事を現代に投影させながら、自分の体験や発見を踏まえた会心作! 「空気」と「世間」を知り、息苦しい現代日本を生きていくための方法を示します。 <目次より> 第1章 「空気を読め!」はなぜ無敵か? お笑い番組の「空気」/「順番に来るいじめ」/日常というテレビ番組/ 司会者がいない場の空気に怯えるな etc. 第2章 世間とは何か 席取りをするおばさんの「世間」と「社会」/ 「しようがない」の意味/ インテリが無視する「世間」/西洋にも「世間」はあった/ 神と「世間」の役割は同じ etc. 第3章 「世間」と「空気」 「世間」が流動化したものが「空気」/日本人がパーティーが苦手な理由/ 差別意識のない差別の道徳etc. 第4章 「空気」に対抗する方法 絶対化に対抗する相対的な視点/ 「多数決」さえ絶対化する日本人/ 議論を拒否する「空気」の支配/「空気」の世界は理屈のない世界etc. 第5章 「世間」が壊れ「空気」が流行る時代 中途半端に壊れている「世間」/精神的なグローバル化/ 不安と共に急速に壊れ始めた/超格差社会を生きる個人を支えるキリスト教/ 空気で手に入るのは「共同体の匂い」/抑圧としての「世間」にうんざりする人々etc. 第6章 あなたを支えるもの 資本主義の「中世」化/「世間」を感じるために他者を攻撃する/ ほんの少し強い「個人」になるetc. 第7章 「社会」と出会う方法 「世間」に向けて発信した秋葉原連続通り魔事件の被告/「社会」に向かって書くということ/ 「社会」と出会うための日本語/複数の共同体にゆるやかに所属するetc.
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