絵本

ばあー　おかおが　でたよ

服をすっぽりかぶったあかちゃん。「あれ　あれ　あれ　なんにも　みえない　おてては　どこかな」　ページを繰るごとに、手を出し、頭を出し、足を出し・・・。ひとつひとつ見えてくるからだの部分に、小さなひとは釘づけです。
毎朝、毎晩、着替えは続きます。1歳くらいになると、そろそろなんでも自分でやりたがるお年頃。毎日の暮らしの中で、絵本の中のことばをかけてみてはいかがでしょう。　「あたまは　どこかな」　　「でたー」　と自然に絵本のことばが返ってきて、着替えも愉しんでくれるはず。決してしつけ絵本などではなく、小さなひとの視点で毎日の不思議をとらえた秀逸な絵本。自然に暮らしの中に溶け込むのは、ロングセラーがロングセラーたる所以。絵本 『おつきさま　こんばんは』 でお馴染み、林明子さんが描くこどものぷっくりとした姿は、なんて愛らしいのでしょう。(1歳～)