絵本

プラスチックだらけだと、どうしていけない?

プラスチックは便利だけれど、生きものにからみつき、小さくなってエサのふりをし、毒を出し、ほかの有害物質とくっつき、パワーアップも。そんな「プラスチックモンスター」の特徴をわかりやすく伝える児童書。

日本のプラスチック対策は遅れていて、「焼却」に頼りすぎる傾向にある。焼却は答えではなく、「削減」を目指すべき、という高田秀重さんの理念こそ、子どもたちに伝えるのにふさわしいもの。汚染の実態を伝える写真、クリハラタカシさんのユーモラスな「モンスター」が、プラスチック問題をやさしく教えてくれる。また、「蜜ろうラップのつくり方」「浜辺でマイクロプラスチックを見つける実験」などの実践例や、海外のさまざまな取り組みも紹介。絵本感覚で愉しく読みながら、暮らしの中のプラスチックを減らそう。大人から子どもまで、みんなの入門書に。