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9784540201776
資本主義を乗りこえる
著者/内山節 出版社/農山漁村文化協会 サイズ/124ページ 19*13cm 発行(年月)/2021年3月
販売価格 ¥ 1,210(本体 ¥1,100)
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「大きければいい」時代の終わり
際限なく利潤を追求する資本主義経済が暴力的に台頭し、今日の荒廃した世界をつくりだしている。そもそも資本主義とはどのような経済なのか。それは伝統的な経済とどう違うのか。農業や共同体と資本主義の関係は? これらを平明に解き明かしたうえで、おカネに振り回されない、自然や共同体とともにある経済のかたちを構想する。その蓄積を一番もっているのは、農業だ。自然と人間の関係、労働や共同体をめぐる独自の思想を構築してきた哲学者・内山節が、2018年2月に開催された「東北農家の二月セミナー」にて語った新しい経済論。 <目次より> 序文 資本主義の終わりが意識される時代のなかで 第1講 労働と交換、流通 地域内交換経済について 「働き方改革」をめぐって 地域外への流通について 今日の農業――二つの方向 古い農業への回帰も 第2講 資本主義的経済とは何か 貨幣の自己増殖をめざす経済 資本主義の自滅を食い止めてきたものは何か 今日の荒廃した資本主義 資本主義のメカニズムと人々の気持ち 討論から――地域通貨について 第3講 ほどほどの市場経済を模索する動き ともにある経済の形 利他の社会の思想的伝統 農業が発信できるもの 第4講 今日の経済について 経済指標が有効性を失っていく これまでの常識が通用しない - - - - - - - - - - - - - - - - <関連書籍> 『民主主義を問いなおす』 『新しい共同体の思想とは』
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