絵本

みんな　しぬの?

ママを亡くした男の子のもとに現れたゴリラ。「ママはどこにいったの?」「いつになったらかなしくなくなるの?」　少年の問いかけに、一つひとつ答えるゴリラ。

同時に描かれる男の子とパパとの関係。同じ悲しみに見舞われながら、悲しみが大きすぎるがゆえに、それぞれに抱えて分かち合えないふたり。でも、ゴリラとの対話によって、男の子は少しずつ変わり、父と子は新しい日常を歩き出す・・・。美しい水彩画が繊細な物語を彩ります。大切なひとを失う悲しみを、大きな腕で丸ごと抱きしめる絵本。