絵本

ねえ、きょうも、本のあるとこにいける?

子どもの本を通して希望の種をまく。戦争が終わり混乱が続く街で、大きな建物の前に人びとの列を見つけた少女は、弟の手を引いて建物に入りました。そこにはたくさんの本が並べてありました。そして、ステキな女性と出会います。その人こそ、イエラ・レップマンでした。

「すばらしい子どもの本は、人びとが理解しあうための”かけ橋”になる」と信じるイエラ・レップマンは、子どもの本を集めて展示会を開こうと、世界各国へ手紙を送りました。その活動は、のちに世界で初めての国際児童図書館や、国際児童図書評議会(IBBY)の創設へとつながります。

戦争でなにもかも失った時に、「子どもたちに笑顔を取り戻したい」と行動を起こしたイエラ・レップマン。子どもたちにとって、本がどんなにすばらしいものかを伝える絵本。巻末に、イエラ・レップマンや、図書展についての解説もあります。


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