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絵本

女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい

9784780311624

女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい

著者/村中李衣、中島学
出版社/かもがわ出版
サイズ/192ページ 21*15cm
発行(年月)/2021年6月

販売価格 ¥ 1,980(本体 ¥1,800)

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その声にメンバー全員、「おっ」と目を見張りました。

会えないわが子への想いを声にのせて。官民協働運営の刑務所での絵本を介した矯正プログラムとその実践をまとめる。グループ内で自ら選んだ絵本を読みあい感想を述べ合って、お互いを励まし合い肯定するうちに前向きな意欲が高まる。

病棟で、児童養護施設で、あかちゃんからお年寄りまで、場をともにするコミュニケーションを根底に「読みあい」を実践してきた著者が、受刑中の母と子を深くやわらかくつなぐ。今、誰も排除しない社会への小さなとびらをひらく。読みあえる絵本リストも収録。

「まず大事な変化のきっかけは、声に出して絵本を読んでいくうちに、『あれ?』と何か引っかかりを覚えるということ。子どもに聞いてもらうために、絵本に書かれてある文字を詰まらずにすらすら読むことだけを最初は考えていたのに、あるとき、ふっと子どものためではなく生身の自分に言葉や絵が食い込んでくる瞬間があるのです。」(本文より)


<目次より>
1 読みあいを矯正の場に生かすー絆プログラムの概要(絵本の効用なんて、文学にそぐわない?/はじまりは、読書療法との出会い ほか)/

2 一人でも独りじゃないー絆プログラム12年間の記録(繊細な時間・繊細なしぐさ/わが子との絆を取りもどす再出発への願い ほか)/

3 家族・社会につなぐ海外の試みー感情が響きあう場づくり(ストーリーブック・ダッズとは?/居心地のいい場所、収録現場の見学 ほか)/

4 受刑者処遇の未来へ向けてー絆プログラムの意義と今後の課題(刑務所とはなにか?/PFI刑務所の出現とその運用 ほか)/

5 2020年の読みあいから見えてきたものー哀しみを得て生きすすむ(ここからいっしょに回復の道を 2020.9.14./気持ちをゼロ地点にもどして 2020.9.28. ほか)

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