書籍

だれのものでもない自分の仮名

墨による独自の抽象表現を確立し、建築的なスケールの創作活動を自在に展開した孤高のアーティストの画業とその人生の道のり、そして透徹した美意識が見出したものを紹介する。


<目次より>
日々のまなざしを追って　　　
富士の山荘
東京のアトリエ

とどめ得ぬもの——一〇七年の画業をたどる　　宮崎香里
終戦まで——自由を求める日々
渡米——世界に羽ばたく
帰国——「桃紅水墨」を求めて
円熟——さらに高みへ

「水墨抽象」という思想の起源　　栗本高行

心寄す美の世界

桃紅のパブリック・アートをたずねて
桃紅・モダニズムに嫁ぐ　ヴァルター・グロピウス秘話

すべての人に桃紅美を——篠田桃紅 作品館

桃紅のエッセイから
ゆかしき人たちと
篠田芥津
會津八一
岡田謙三
杉山令吉
谷川徹三
寺山修司
三好達治

松風　　篠田桃紅

interview
黒柳徹子/岩下志麻/篠田正浩/小室等/松本哲夫
Essay
若山滋

篠田桃紅略年譜
岐阜現代美術館


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<関連書籍>
『別冊太陽　小泉八雲』
『別冊太陽　土井善晴』
『別冊太陽　五味太郎』