絵本

わたしも　ちいさいとき、そうおもっていたのよ

ちいさなエマと、おおきなジュリア。ふたりとも、バレエが大好きです。バレリーナに憧れるエマ。朝早く起きると、朝食をとり、お母さんの車でバレエ教室へ。トップダンサーのジュリア。同じように朝早く起きて、朝食をとり、バスでバレエのレッスンへ。その夜、エマは、バレエを観に大きな劇場へ、家族と向かいます。そこには・・・!?　

バレエを愛するふたりの一日が、同時進行で進んでいく物語。憧れのひとが、目の前にいる!　ちいさなひとのドキドキが、こちらにも伝わってくるようです。大人から子どもへ手渡していくもの、そして、受け継がれていくもの。会ったことのないふたりが交錯するラストシーンに、そんなことを思います。『ないしょのおともだち』のバーバラ・マクリントックの繊細で美しい絵と共に、じっくり堪能したい絵本です。


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<関連書籍>
『ないしょのおともだち』