絵本

だれ　てぶくろに　すんでいるのは?

森の中を歩いて行くおじいさん。手袋を片方落として、行ってしまいました。雪の上に落ちていた手袋に、ネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次々にやってきて、「わたしも　いれて」「ぼくも　いれて」。手袋は、ひとり住人が増える度に、少しずつ大きくなっていきます。最後には大きなクマまでやってきて・・・!?　
森の雪景色がとても美しい、ウクライナの民話です。小さな手袋に次々に動物たちが入っていくなんて、ありえない。なのに、どうしてこんなに愉しいんでしょう。想像力をかきたてられる絵本。子どもたちは、読みながら、一緒に雪の中でハラハラドキドキしているのかもしれません。住人が増えるごと、カスタマイズされていく手袋の「家」も、面白いですよ。(3歳～)