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9784767823911
あるノルウェーの大工の日記
著者/オーレ・トシュテンセン 訳者/牧尾晴喜(監訳) 出版社/エクスナレッジ サイズ/296ページ 19*12cm 発行(年月)/2017年9月
販売価格 ¥ 1,870(本体 ¥1,700)
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良い仕事をしたら、それが自分の推薦状になる
私は木を扱う仕事をしている。 いわゆる 「大工」 だ。 本書は、ノルウェーに実在するひとりの大工が綴った日記である。屋根裏の改築を依頼する一本の電話から、施主への引き渡しまでの日々。クラフトマンシップあふれる著者の視点は、時にユーモアを交えながら、建設業界の厳しい現状やノルウェーの人々の暮らし、そして働くことの誇りと喜びを、淡々と描き出す。ひとが住む 「家」 を支えるのもまた、ひとの仕事である。 この職業において、 良質な仕事と悪質な仕事の差は、 わずか1ミリしかない。 私は法律にもマイクロエコノミクスにも疎い、 ただの職人だ。 仕事のことだけを考えているはずが、 いつのまにかカウンセラー、社会学者、 人類学者や歴史学者の役割を 果たすことになっている。 手は人生を物語る。 自分にできること、やってきたことは ここに写し出されている。 この手は私の推薦状であり、履歴書だ。
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