絵本

なんてふっくら、なんてすてき

おひさまが隠れてしまい、寒くてどんより暗い町。住人の動物たちも、うんざり。色の無くなった町で、「それなら　わたしが・・・」 立ち上がったのは、ひとりのパンやさんでした。

ていねいに生地をこね、大きく丸く伸ばすと、出来上がったのはおひさまの形をした 「おひさまパン」。焼きあがった金色に輝くパンの香りは、町中のみんなに届き・・・!?

細部まで細やかで美しい絵本から、おいしそうな焼きたてパンの香りと湯気が、立ち上ってきそうです。みんなのこころとおなかを満たしたパンのお話に、読む者のこころも満たされます。裏表紙には、おひさまパンのレシピあり。小さなひとと一緒に、おひさまパンを焼いてみたくなること請け合いです。
(4歳～)