書籍

何もまだ終わっていない

どこかおかしくなってしまった日本の民主主義を、再起動したSEALDs。渦中にあって、一人ひとりの素顔と肉声を、メンバー自ら記録、撮影。編集、デザインまで手掛けた、ビジュアルドキュメント。
「めんどくさくてもやらなきゃと思う。ちゃんと話しあったり政治に参加したりしないと、本当に社会はどんどん劣化していく」

本書を出版した理由を、SEALDsメンバーはこう語る。
「僕らの知らない街で何かを始めようとしている、ほかならぬ“あなた”に読んでほしかったからだ。僕たちは“あなた”と何も変わらない、誰にも知られていないところから始まった」

街頭で若者たちが発し続けた、等身大のことばの数々。
「水着とかマツエクいつ着けるとかで悩んでいる人間が、政治について口を開くことはスタンダードであるべきだと思うし、スタンダードにしたい」

参議院での奥田愛基さんの意見陳述全文と、高橋源一郎さん×奥田愛基さんの対談も収録。