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9784582765526
逝きし世の面影
著者/渡辺京二 出版社/平凡社 サイズ/606ページ 16*11cm 発行(年月)/2005年9月
販売価格 ¥ 2,090(本体 ¥1,900)
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人々は幸せで満足していた
昭和を問うなら開国を問え。そのためには開国以前の文明を問え・・・。幕末から明治に日本を訪れた、異邦人による訪日記を読破。日本近代が失ったものの意味を根本から問い直す。 アンペールは「江戸庶民の特徴」として、 「社交好きな本能、上機嫌な素質、当意即妙の才」をあげ、 さらには「日本人の働く階級の人たちの著しい特徴」として、 「陽気なこと、気質がさっぱりとして物に拘泥しないこと、 子供のようにいかにも天真爛漫であること」と数えあげる。 日本の庶民階級の人々は、まるで子供のように、 物語を聞いたり歌を唄うのを聞いたりすることが 非常に好きである。 職人の仕事や商品の運搬などが終るころ、 仕事場の付近や四辻などで、 職業的な辻講釈師の前に、 大勢の男女が半円をつくっているのを 毎日のように見かける。 <目次> 第1章 ある文明の幻影 第2章 陽気な人びと 第3章 簡素とゆたかさ 第4章 親和と礼節 第5章 尾雑多と充溢 第6章 労働と身体 第7章 自由と身分 第8章 裸体と性 第9章 女の位相 第10章 子どもの楽園 第11章 風景とコスモス 第12章 生類とコスモス 第13章 信仰と祭 第14章 心の垣根
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