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書籍

きんじょ

9784909394057

きんじょ

著者/いしいしんじ
出版社/ミシマ社
サイズ/208ページ 18.5*13cm
発行(年月)/2018年5月

販売価格 ¥ 1,620(本体 ¥1,500)

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そこはいつだって「きんじょ」に他ならない

作家・いしいしんじさんと、息子ひとひ君の「きんじよ」には、ミシマ社をはじめ、いろんなお店があって、変な大人たちがいっぱい。川端丸太町の周辺だった「きんじよ」は、いつしか京都駅近くから北大路まで伸び、気づけば福岡もまた「きんじよ」になっていて・・・。

稀代の文章家・いしいしんじさんのエッセイ集。各章の扉の題字と地図は、ひとひ君の手書きによるもの。「きんじょ」とは、なんと愛おしい場所だろう。


ここの名物はシュークリームで、
注文をきいてから、シュー皮のなかに
クリームをぱんぱんに注入してくれたものを、
その場で食べられる。
ひとひもこのお菓子が大好きだったのだが、
こないだ動物園の帰りに寄ったら、
「すんませーん。シュークリームの、
クリームぬきで、おねがいしますぅ」
と、驚愕の注文をした。
「いや、ちょっとくらいいれてもろたら? 
半分くらい、みたいなリクエストもたぶんできるで」
と諭したのだが、かたくなに拒み、
ベンチでシュー皮だけをかじりつつ、
「アー、やっぱり、これにしといてよかったわー」
と満ち足りた顔を輝かせていた。

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