書籍

キンピラに助けてもらう

『暮らしのおへそ』編集ディレクターを務める一田憲子さん。取材で全国を飛び回り、慌ただしい日々を送る中、仕事を終えて家に戻ってから、ささっとごはんを作って食べる暮らし。忙しい中でも、家でごはんを作って食べる理由は明快。 それは、「そのほうがおいしいから!」

毎日ごはん作りを続けるためには、工夫が必要。作業を合理的に組み立てることも大事。面倒くささを少しでもエンジンに変える魔法だって使います。お料理上手として知られる一田さんの知恵と工夫が結集した一冊。 カラー写真で紹介される手抜きだけどおいしいレシピ81品と、随所に挟み込まれるエッセイにこころ掴まれます。

大事なもの、確かなものは、自分の手で生み出せる。淡々と繰り返す日々のなんと幸せなことかを、じっくりと考えさせてくれます。