書籍

better late than never(遅くてもやらぬよりマシ)

翻訳家・柴田元幸が編集長をつとめる文芸誌『MONKEY』。いい文学とは何か?　ひとのこころに残ることばとは何か?　その先の生き方を探りながら、小説を通して、今私たちが住む世界の魅力を伝える文芸誌です。最新号vol.17、特集は「哲学へ」。その深遠なる世界の扉をはじめて叩きます。


<目次より>
谷川俊太郎　「それ考」

ジークムント・フロイト 「精神現象の二原則に関する公式」 「神経症および精神病における現実喪失」

岸田秀　「快感原則と現実原則」

岸田秀インタビュー「大事なことはみんなフロイトが言っている」 聞き手-柴田元幸

工藤直子「で、どうだった?—— てつがくのライオンその後の日々」

対談　内田樹+柴田元幸「ないものを、あるかのように」

R・O・ブレックマン「哲学の小径」

ブライアン・エヴンソン「レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』」 訳-柴田元幸

新連載　イッセー・カバーズ イッセー尾形「荒野の暗殺者」

新連載　百の耳の都市 古川日出男「天人五衰」

連載　このあたりのひとたち 川上弘美「小屋」

連載　死ぬまでに行きたい海 岸本佐知子「世田谷代田」

猿の仕事

対談　ジェイ・ルービン+柴田元幸 「The Penguin Book of Japanese Short Storiesをめぐって」

村上春樹　「切腹からメルトダウンまで—— ジェイ・ルービン編　The Penguin Book of Japanese Short Stories 序文」