スロウな本屋 オンラインショップ

カートを見る

新規登録

書籍

あの日からの或る日の絵とことば

9784422701202

あの日からの或る日の絵とことば

著者/筒井大介(編)
出版社/創元社
サイズ/144ページ 19.5*17cm
発行(年月)/2019年3月

販売価格 ¥ 1,870(本体 ¥1,700)

只今品切れ中です。

この本一冊のみのご注文の場合、
送料210円にてお届けいたします。
※代引きでのお支払いの場合、また他の本と複数冊でのご注文の場合の送料はこちら

いつしか自分を重ねる瞬間

32人の絵本作家による、3.11にまつわる、ある日の物語。

  「みんなあの日から
  同じ地続きの日々を生きている。
  何かを乗り越えたりせず、
  ただただ抱えて生きている」
  前書きより

2011年3月11日以降、出版される絵本の傾向が変わったと感じるひとりの絵本編集者が、「あの日にまつわる、個人的な、他人にとっては些細な物語」を沢山聞きたい、と本書を編んだ。子どもの本の作家たちの、あの日からの絵と言葉の物語。

  「僕は何とか心を立て直したいと思いつつ、
  今も水郷通いを続けている。
  忘れ去るのではなく、全てを受け入れ、
  記憶や記録として傷跡を残したままで、
  かつての原風景の肌触りに近づけるよう、
  新たな記憶を重ねていく事しか
  僕には今のところ思いつかないからだ」  軽部武宏


  「いかに生きるという実感を以ていなかったか。
  わたしたち人間が作ってきた
  世界の形に流されていくばかりでは、
  必要のない無駄な心配事ばかりして、
  毎日が過ぎていく。
  本当に生きるために必要な力が
  どんどんなくなっていく。
  ナプキンがないだけでオロオロするわたしは、
  いきものとしてなんて弱いんだろう、と愕然とした」 ミロコマチコ


  「お米を栽培するのは
  人間かもしれない
  品質を改良するのも
  人間かもしれない
  しかしお米そのものを
  人間はつくれない
  神様しかつくれない
  そういった神聖なものを
  人間の欲望でよごしてはならない」 ささめやゆき


【イラストとエッセイ】(五十音順)
阿部海太/荒井良二/飯野和好/石黒亜矢子/植田真/及川賢治/大畑いくの/加藤休ミ/軽部武宏/きくちちき/坂本千明/ささめやゆき/スズキコージ/高山なおみ/tupera tupera 亀山達矢/寺門孝之/中川学/中野真典/nakaban/長谷川義史/ハダタカヒト/原マスミ/樋口佳絵/穂村弘/牧野千穂/町田尚子/ミロコマチコ/村上慧/本橋成一/本秀康/ヨシタケシンスケ/吉田尚令

pagetop
×