絵本

10人のアーティストによるインドの民族の物語

　　「この世は　昼と夜で　できている。太陽があり　月がある」　

10人のインドの先住民族の代表的なアーティストが、それぞれの民族に伝わる物語をもとに、太陽と月を描いた絵本。見開きごとに太陽と月が、独特の民俗画のスタイルで、ていねいにのびやかに描かれる。

私たちの日々の暮らしの中で、当たり前のように存在している「太陽」と「月」。昔から人々は、そこに神の存在や象徴的な意味を見出してきた。その世界観、宇宙観の美しさ。

　　「太陽は生命をもたらし、月は時をきざむ」

本書は、インド・tarabooksより2016年に出版された『Sun and Moon』 の日本語版。南インドのちいさな工房で、古布を材料とした手製の紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、手製本で一冊ずつ丁寧に仕上げられたハンドメイド絵本。(2023年/4刷/シリアルナンバー入り)