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書籍

「身体」を忘れた日本人

9784635049849

「身体」を忘れた日本人

著者/養老孟司、C.W.ニコル 青山聖子
出版社/山と渓谷社
サイズ/252ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2023年11月

販売価格 ¥ 990(本体 ¥900)

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耳にバナナが入ってます

解剖学者・養老孟司氏と作家・冒険家のC・W ニコル氏が、都市生活によって衰えた日本人の身体をテーマに、子どもたちのこと、食べるということ、極地での気づきなどさまざまな問題に切り込んだ対談集。

アレルギーになる子ども、災害時に火をおこすことが出来ない大人たち。便利になりすぎた都市生活によって、あまりに身体を使わない世の中になっていないだろうか。そして自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている―。そんな問題意識から、話は広がっていきます。文庫版には、著者のお二人と交流がある甲野善紀先生による解説を追加しています。


<目次より>
【1章 森と川と海のこと】
荒れた森を再生する/日本の杉は苦しがっている/馬に木を運ばせる/木の力、森の力/森と川、そして海のつながり/川は「流域」で考えよう

【2章 食べること、住まうこと】
田舎の力/都会の罠/虫は貴重なタンパク源だった/何でも食べられるのは「貴族」/木を生かす適材適所/原発事故のあとに遺された難問/人間関係を保険で補償する時代

【3章 子どもたちと教育のこと】
「ほったらかし」が一番/二人の子ども時代/母親の世界から飛び出せ/ゲームより実体験/自然が足りないと世界が半分になる/新しいエリートをつくる/体験を通すと生きた知識が身に付く/森で授業を/小さいときに触れるべきもの

【4章 虫のこと、動物のこと】
生き物の分類は分ける人によって変わる/ゾウムシは中央構造線を知っている?/オスは時々いればいい/ハチに刺されて死ぬのはなぜか/クモに名前をつける/いなくなった赤とんぼ/生きものは複雑なシステム/キリンの首はなぜ長い/熊との付き合い方

【5章 五感と意識のこと】
ハエも用心するクサヤのにおい/人の顔色をうかがうための進化/意識はコントロールできない/人が失った絶対音感/山の声が聞こえる/銃を撃つ前に逃げるカモ/夢と意識/時間と空間/「意識の時代」と「身体の時代」

【6章 聞くこと、話すこと】
英語を強制されたトラウマ/気持ちと結びつく日本語/訓読みは難しい/主語の有無は文化の違い/自我の目覚めが遅い日本人/日本語と身体感覚/片言の中国語/「暗いところ」がなくなった/言葉がなくなると存在もなくなる

【7章 これからの日本のこと】
子どもも、大人も外で遊べ/若者に責任を持たせよ/日本人に覚悟はあるか/言い訳の多い日本人/もう一つ先を考える/人間は状況の産物である/日本人よ、自分を取り戻せ

対談を終えて
文庫版解説 甲野善紀

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