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9784909910011
痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学
著者/牧野雅子 出版社/エトセトラブックス サイズ/256ページ 19*13cm 発行(年月)/2019年11月
販売価格 ¥ 2,640(本体 ¥2,400)
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なぜ、なくならないのか
なぜ日本では「痴漢」という性犯罪が、こんなにも日常化しているのか? そして、「被害」の対で語られるべき「加害」ではなく、なぜ今「冤罪」ばかりが語られるのか? 「メディアでは、痴漢被害をいかに防ぐか、 痴漢冤罪に巻き込まれないためにはどうしたらいいのか、 女性専用車両は男性差別ではないのか といったことが問題にされているが、 対策を講じるためには、 これまでに何が起こり、何が語られてきたのか という前提を共有する必要がある」 「過去を知ること、共有すること。 性暴力をなくすための議論のために、 本書は書かれた」 (本文より) 戦後から現在までの雑誌や新聞記事を分析し、これまで痴漢がどう捉えられ、社会の意識がどうつくられてきたか読み解く、これまでなかった画期的な「痴漢」研究書。前提を共有し、これから解決策を考えていくために必読の一冊。 (主なトピック) 痴漢事件はどれくらい起こっているのか/夏は痴漢が増える、という思い込み/痴漢被害者に求められる「羞恥心」とは?/「痴漢は犯罪です」――は本当か?/女性専用車両は誰のために生まれたか/痴漢が娯楽になっていく過程/痴漢ブームは終わらない/たかが痴漢、されど痴漢冤罪の矛盾/痴漢=性依存というアプローチが注目される理由…etc. <目次より> 第1部 事件としての痴漢 1.痴漢事件はどのくらい起こっているのか 2.痴漢事件はどう捜査される 3.痴漢を取り締まる条例 第2部 痴漢の社会史~痴漢はどう語られてきたのか 1.戦後から1960年代まで~電車内痴漢という被害 2.1970年代~悩まされる女性たち 3.1980年代~文化と娯楽としての痴漢 4.1990年代~痴漢ブームと取締り 5.2000年以降~痴漢冤罪問題と依存症 第3部 痴漢冤罪と女性専用車両 1.痴漢冤罪ばかりが語られる理由 2.女性専用車両をどう考えるか - - - - - - - - - - - - - - - - <関連書籍> 『フラワーデモを記録する』 『エトセトラ VOL.3』
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