絵本

ギッチギッチャ　ガタン

森の中に打ち棄てられた1台のバス。何十年もの間、忘れられて、錆びて、雑草や蔦がからまり、ボロボロだ。ある日、とうとう手がはえ、脚がはえ、バスザウルスになって動き出した!

はじめて歩いて疲れたバスザウルス。バス停で休憩していると、ひとりのおばあさんが乗り込んできた。それから毎晩、決まった時間におばあさんを乗せてバスザウルスは夜をゆく。だんだん乗客も増え、見えるもの、見えざるものを引き連れていく。ある晩、おばあさんの姿が見えなくなった。バスザウルスは、くる日もくる日もおばあさんを待ち続け…!?

『海獣の子供』で人気の漫画家　五十嵐大介が、圧倒的画力で描く、不思議でやさしい夜の絵本。
(4歳～大人まで)