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アレクシエーヴィチとの対話

9784000614788

アレクシエーヴィチとの対話

著者/スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、 鎌倉英也、徐京植、沼野恭子
出版社/岩波書店
サイズ/382ページ 19*13cm
発行(年月)/2021年6月

販売価格 ¥ 3,190(本体 ¥2,900)

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私は時代のあとを追っていきます。人間のあとを。

私は耳の作家、魂の歴史家です──。ジャーナリストとして初めてノーベル文学賞を受賞した作家の創作の道のりと極意を、NHK同行取材記録のほか、充実した講演・対談・評論によって明らかにする。「ドキュメンタリー文学」の手法とは何か。『戦争は女の顔をしていない』や『チェルノブイリの祈り』はいかに書かれたか。


「いったいどれだけの物語が跡形もなく時の流れの中に消えていってしまうのだろうと思います。時という闇の中に。人間の生活には、文字が捉えきれていない話し言葉の領域があります。いまだにきちんと評価されていない領域。いまだに驚いたり感嘆したりということがなされていない領域。でも私はそこに心惹かれ、虜になっているのです。私は人が話すのを聞いているのが好き。人間の孤独な声が好きなんです。そこに何よりも愛と情熱を感じるのです。」
(本文より)


<目次より>
日本の皆さんへ――出版に寄せて …………… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳
負け戦(いくさ)――ノーベル賞受賞講演…………… ◉アレクシエーヴィチ/沼野恭子=訳

I 「小さき人々」への旅立ち――アレクシエーヴィチとは誰か …………… ◉鎌倉英也
第一章 プロローグ――未知の作家
第二章 最初の対話――ミンスクを訪ねて
第三章 旅の計画――目指すべき場所

II 「ユートピア」の残骸で――過去の記憶 …………… ◉鎌倉英也
第四章 流刑地シベリア――収容所のなかの収容所
第五章 ソヴィエトの砦ベラルーシ――「大祖国戦争」の爪痕
第六章 連邦崩壊と自殺者――「ユートピア」の果て

III 国家の「神話」を砕く――戦争と抵抗 …………… ◉鎌倉英也
第七章 アフガン・シンドローム――殺人犯となった息子
第八章 アレクシエーヴィチ裁判――そこで何が問われたか
第九章 「我々」から「私」へ――チェチェン戦争に抵抗する人々

IV 核の時代に生きて――未来への証言 …………… ◉鎌倉英也
第一〇章 逃げ場のない世界――チェルノブイリ原発事故
第一一章 未知の顔をした「戦争」――汚染された大地の上で
第一二章 「フクシマ」を訪ねて――問われる「抵抗の文化」

V 「小さき人々」を見つめて――アレクシエーヴィチと徐京植
序 ――ふたつの対話はこのように生まれた
第一三章 「小さき人々」の声を聞く――暴力と破滅の二〇世紀を見据えて …………… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植
第一四章 「小さき人々」の愛を信じる――二一世紀の苦悩の底から …………… ◉アレクシエーヴィチ×徐京植
第一五章 長い道――スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんへの手紙 …………… ◉徐京植

VI 声の小説(ロマン)――「赤いユートピア」の文学
第一六章 あるユートピアの物語――東京外国語大学講演…………… ◉アレクシエーヴィチ/佐藤貴之・沼野恭子=訳
第一七章 ユートピアの声――アレクシエーヴィチの文学 …………… ◉沼野恭子

番組・文献一覧
あとがき――「対話」を続けるために

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