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エトセトラ VOL.6

9784909910134

エトセトラ VOL.6

著者/井谷聡子(責任編集)
出版社/エトセトラブックス
サイズ/128ページ 21*15cm
発行(年月)/2021年11月

販売価格 ¥ 1,430(本体 ¥1,300)

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自分も「ブルマ」をはかされていたくせに。

スポーツはジェンダーと切り離せない。スポーツは「男らしさ」の規範を強化し、「女らしさ」を監視してきた一方で、ジェンダー規範に揺さぶりをかけてきた。フェミニズムの視点で捉えなおして、スポーツや運動をいま、私たちの身体に取り戻そう。

フェミニズムを身近なテーマから考えるマガジン「エトセトラ」6号目が取り上げるのは、「スポーツ」。スポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究の井谷聡子責任編集のもと、読者アンケート、論考・エッセイ、スポーツ史年表、多様なインタビューで構成。


「なぜ自分の身体と「いい関係」を築くのがこれほど難しいのだろう。その関係に、社会における性の不平等がどう関っているのだろう。

世の中に一つとして全く同じ身体は存在せず、全く同じ女も男もいない。なのになぜか私たちは、イメージとしてしか存在しない「理想の女や男」にできる限り近づくように、生活のあらゆる場面で身体のカタチや使い方、動かし方を陰に陽に指示され、方向づけられ、強制される。泥だらけになってもいいから思い切り体を動かしたいのに、遠くに行ってみたいのに、「女の子なのだから」と制限され、自分の身体と周囲の環境との関係まで萎縮させられてしまう。木に登ったら怪我するから。夜一人で歩くのは危険だよ。女の子なのにサッカーなんて。」
(はじめに より)


<目次より>
はじめに 

【エッセイ】
松田青子「ようやく気づけた」 
キム・ホンビ「私たちのグラウンドを広く使う方法」(小山内園子 訳)
津村記久子「スタジアムの女の人たち」 

【読者アンケート】
スポーツ・運動と私たちの関係

【ジェンダーでスポーツを考える】
井谷惠子「『体育嫌い』とジェンダー・ポリティクス」 
熊安貴美江「スポーツが内包するハラスメント、暴力」
(インタビュー)飛騨シューレ・山田ゆかり「スポーツとの関係を変えるために、子どもたちと一緒に場所をつくる 」
(レポート)小川たまか「女性のための護身プログラム『Wen-Do』を体験する」
小林美香「五輪広告の女神たち 『美しさ』と『強さの表象』」
小林直美「オリンピックニュースをジェンダー・センシティブに――報道内容と報道される選手の権利―― 」

【年表】
ジェンダー視点でふりかえる女性スポーツ・体育この100年(作成:小石原美保)
【エッセイ】
伊藤春奈(花束書房)「スポーツに自由を見た女性たち――『強さ』を入り口に」
【インタビュー】
今日和「女子相撲を広げるために、やりたいこと」

【スポーツと生きる】
ケイト・シルベスター「強い絆と集団的沈黙:女性にとっての剣道の矛盾」(高井詩穂 訳)
水野英莉「サーフィンが自由な身体文化であるために」
関めぐみ「私が『女子マネージャー』を研究する理由」
井谷聡子「東京2020とトランス選手と」
(インタビュー)サヴォイ・“カパウ!”・ハウ「トランスジェンダーも、共に安心できるボクシングジムができるまで」

特集のおわりに 

【連載】
編集長フェミ日記   2021年7月~9月/井谷聡子
ここは女を入れない国  第4回山と女人禁制(前編)/伊藤春奈(花束書房)
Who is she?  第4回花をもって立つ彼女/大橋由香子 
ふぇみで大丈夫 vol.2 スガ・バッハの行いを精神障害者に押し付けるな/ナガノハル
LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景 vol.6/宇壽山貴久子
私のフェミアイテム 06 Nami Sato
NOW THIS ACTIVIST vol.5 長位鈴子
etcbookshop通信

【寄稿】
いちむらみさこ「オリンピック・パラリンピックに対する女性たちの抵抗」
岩間香純「ラステシスと私たち:現代のアクティビズムが繋ぐ痛みのコミュニティー」
【フェミリポート】
高柳聡子「ロシア、もうひとつのエピデミック」


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<関連書籍>
『エトセトラ VOL.1』
『エトセトラ VOL.2』
『エトセトラ VOL.3』
『エトセトラ VOL.4』
『エトセトラ VOL.5』
女性の視点の本 → 

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