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書籍

言葉と戦車を見すえて

9784480092380

言葉と戦車を見すえて

著者/加藤周一
出版社/筑摩書房
サイズ/437ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2009年8月

販売価格 ¥ 1,540(本体 ¥1,400)

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ソ連はなぜ軍事的手段に訴えたのか。

「プラハの春」を弾圧するためにソ連軍戦車がチェコの首都に侵入した1968年の事件についての鮮やかな論評「言葉と戦車」を中心に、1946年の「天皇制を論ず」から2005年の「60年前東京の夜」まで、著者が何を考えつづけてきたかを俯瞰できる27の論稿群を集成。たんなる学究の徒の貌ではなく、現実の政治と社会に対する透徹した思考と強靱な思想が屹立する。全篇発表時の初出より収録。


「言葉は、どれほど鋭くても、またどれほど多くの人々の声となっても、一台の戦車さえ破壊することができない。戦車は、すべての声を沈黙させることができるし、プラハの全体を破壊することさえもできる。しかし、プラハ街頭における戦車の存在そのものをみずから正当化することだけはできないだろう。自分自身を正当化するためには、どうしても言葉を必要とする。」(本文より)


<目次より>
天皇制を論ず/逃避的文学を去れ/知識人の任務/日本文化の雑種性/雑種的日本文化の課題/天皇制と日本人の意識/西欧の知識人と日本の知識人/戦争と知識人/日本の新聞/安保条約と知識人/言葉と戦車/ベトナム 戦争と平和/わが思索わが風土/危機の言語学的解決について/軍国主義反対再び/遠くて近きもの・地獄/教科書検閲の病理/『加藤道夫全集1』読後/「過去の克服」覚書/再説九条/戦後五十年決議/原爆五十年/「心ならずも」心理について/サラエヴォと南京/また9条/60年前の夜

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