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絵本

旅のネコと神社のクスノキ

9784884185923

旅のネコと神社のクスノキ

作/池澤夏樹
絵/黒田征太郎
出版社/スイッチパブリッシング
サイズ/80ページ 26*19cm
発行(年月)/2022年8月

販売価格 ¥ 1,870(本体 ¥1,700)

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世界がこわれたのがわかった

1945年7月、煉瓦造りの大きな建物を見つけたネコは神社のクスノキに尋ねます。「あれはなに? あの大きな建物」「りくぐんひふくししょー」。兵隊の服を作り、穴が空いた服を繕い、再び兵隊へと着せる。なぜ穴が空いているの? 人も草木のように生えてくるの? そんなネコの疑問に答えながら、クスノキは人間がやがて引き起こすだろう凄惨な未来を予見して怯えます。そして、同年の9月。再会したネコとクスノキが、互いが目にした2カ月間の様子を語らいます。


現存する被爆建物「旧広島陸軍被服支廠」をテーマに、日本を代表する作家の池澤夏樹と黒田征太郎が言葉と絵と木工作品を交えた新しい絵本を作りました。主人公のネコとクスノキの対話を通して、戦争、平和、そしていのちとは何かを読者へと問いかけます。池澤夏樹による解説「ヒストリー陸軍被服支廠」収録。


「被服支廠には枯れ草があった。それだけでも嬉しい」
池澤夏樹

「この建物は生きている」
黒田征太郎


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<関連書籍>
『coyote vol.77』

平和の絵本 → 

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