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書籍

この父ありて

9784163916095

この父ありて

著者/梯久美子
出版社/文藝春秋
サイズ/280ページ 19.5*13.5cm
発行(年月)/2022年10月

販売価格 ¥ 1,980(本体 ¥1,800)

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リュックには星座早見表が入っていた

石牟礼道子、茨木のり子、島尾ミホ、田辺聖子、辺見じゅん……。不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。『狂うひと』『原民喜』『サガレン』などのノンフィクション作家・梯久美子が紡ぐ、豊穣たる父娘の物語(ナイン・ストーリーズ)。


<目次より>
・渡辺和子
目の前で父を惨殺された娘はなぜ、「あの場にいられてよかった」と語ったのか?

・齋藤 史
二・二六事件で父は投獄された。その死後、天皇と対面した娘が抱いた感慨とは――。

・島尾ミホ
慈愛に満ちた父を捨て、娘は幸薄い結婚を選んでしまい、それを悔い続けた……。

・石垣りん
四人目の妻に甘えて暮らす、老いた父。嫌悪の中で、それでも娘は家族を養い続けた。

・茨木のり子
時代に先駆けて「女の自立」を説いた父の教えを、娘は生涯貫いた。

・田辺聖子
終戦後の混乱と窮乏のなかで病み衰えた父の弱さを、娘は受け入れられなかった。

・辺見じゅん
父の望む人生を捨てた娘は、父の時代――戦争の物語を語り継ぐことを仕事とした。

・萩原葉子
私は、父・朔太郎の犠牲者だった――。書かずには死ねないとの一念が、娘を作家にした。

・石牟礼道子
貧しく苦しい生活の中でも自前の哲学を生きた父を、娘は生涯の範とした。 

・「書く女」とその父 あとがきにかえて

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