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1980年、女たちは「自分」を語りはじめた

9784344040830

1980年、女たちは「自分」を語りはじめた

著者/河野貴代美
出版社/幻冬舎
サイズ/328ページ 19*13cm
発行(年月)/2023年3月

販売価格 ¥ 2,200(本体 ¥2,000)

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あなたは誰ですか?

母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちに「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。「ノー」を言う、自己主張をする、「自分」を伝えるためにもがいた、連帯の土台。女性たちが語り、聞いてもらえるカウンセリング・ルームをはじめて作った創始者によるエンパワーメントの歴史。

「このひとがいなかったら、日本にフェミニストカウンセリングはなかった。最後の著書になるかもしれないと、明かされなかった秘密を今だから語り残す。」
――上野千鶴子(社会学者)



<目次より>
序章 フェミニストセラピィ前史

第1章 女性解放の視点での心理療法――フェミニストセラピィの発祥

第2章 自分の言葉を見つけていく――米国におけるフェミニストセラピィの発展と変化

第3章 語り、聞いてもらうことへの日本女性の飢え――日本へのフェミニストカウンセリングの導入

第4章 役割を離れた「自分」を模索する――日本で始まったフェミニストカウンセリングの歴史

第5章 「可能性」を広げる――フェミニストカウンセリングの発展

第6章 暴力、ハラスメントに立ち向かう――フェミニストカウンセリングのメインになる仕事内容

第7章 心理的困窮を「病気」と考えない――日本におけるフェミニストカウンセリングの特徴

第8章 森瑤子の母娘問題他――フェミニストカウンセリングの事例

終章 女たちは自分の人生を生き、語れるようになったか?――今後の課題

対談 河野貴代美×上野千鶴子
「フェミニストカウンセリングは何をしたか? 何をできなかったか?」

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