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書籍

教室を生きのびる政治学

9784794973597

教室を生きのびる政治学

著者/岡田憲治
出版社/晶文社
サイズ/304ページ 18.5*13cm
発行(年月)/2023年4月

販売価格 ¥ 1,870(本体 ¥1,700)

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自己責任なんか無視しろ、何度でもやり直していい

国会でも会社でも商店街の会合でも、そして学校のなかでも、人間の行動には同じ力学=「政治」が働いている…… いまを生きるわたしたちに必要なのは半径5メートルの安全保障 [安心して暮らすこと] だ!

学校生活のモヤモヤを政治学から見てみると、わたしたちはとっくに政治に巻き込まれていた!

◆自治:女子の靴下だけ黒限定のトンデモ校則
◆議会:かみ合わなくてイライラがつのる学級会
◆多数決:むりやり感あふれる過半数ルール
◆公平:不登校を「ズルい」と思ってしまう気持ち
◆支持:意見を言えない人はどうする?問題

心をザワつかせる不平等も、友だち関係のうっとうしさも、孤立したくない不安も…… 教室で起きるゴタゴタには、政治学の知恵が役に立つ! 学校エピソードから人びとのうごめきを読みといて、社会生活をくぐりぬけていこう。人が、社会が、政治が、もっとくっきり見えてくる。

「安全保障、といっても軍備や国家間の紛争の話をしようというわけではない。半径五メートル、それは僕たちの日常の生活空間の話だ。日常の生活空間(とくに教室内)で頭を抱えながらうずくまるのではなく、少しでも心穏やかに、安心して過ごすために、なにより政治学が役に立つ、ということを伝えたいのだ」(「はじめに」より)


<目次より>
◆序章 大前提――力を抜いて自分を守る――善・悪・社会
教室のなかの安全保障
だれも立派にはなれません
友だちが100人も必要なワケがない
世界史に一度しか登場しない僕たち

◆第1章 言うことを聞く/聞かせるということ――権力・合意・自治
政治とは「選ぶ」こと
僕たちの心の習慣――理由を放置したまま従う
トンデモ校則は守るべき?
「みんなで決めた」というフィクション

◆第2章 どうして「話し合い」などするのか――議論・中立・多数決
話し合いは失敗する
偏りを確認するために
「論破」に含まれているもの
多数決=民主主義?――とりあえずの風速計
黙っているが考えている
言い出せない人のための政治

◆第3章 仲間をつくるということ――対立・支持・連帯
友だちより「仲間」を
対立を恐れず、やみくもに戦わず
上も下もない対等な僕たち――協力関係の組み立て

◆第4章 平等をめぐるモヤモヤ――公平・公正・分配
心がザワつく厄介な「平等」
平等を切り分けてみる
平等でないと困る理由

◆第5章 政治は君たちの役に立つ――責任・民主主義・政治
自己責任論なんて無視してよいのだ
やり直しが前提のシステム――民主主義
学校でも家でもない場所へ

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