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書籍

羊の怒る時

9784480439048

羊の怒る時

著者/江馬修
出版社/筑摩書房
サイズ/320ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2023年8月

販売価格 ¥ 924(本体 ¥840)

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彼等だって人間だ、我々と同じように

揺れる大地、飛び交うデマ、虐殺される朝鮮人…… 100年前の関東大震災を追体験する、記録文学の金字塔。待望の文庫化。

「朝鮮人だ、朝鮮人だ!」 「ぶっ殺してしまえ」 「彼等だって人間だ、我々と同じように」 「主義者でも朝鮮人でも出てくるがよい、片っぱしから斬って捨ててやるから」 非常事態が人を変貌させる……人間の闇を描く衝撃作。

惨禍の中で生活全般を根こそぎにされたとき、人は何を思い、行うか――石牟礼道子(巻末エッセイより) 

殺した人・殺された人。その人たちは本当にいた。そこに私がいたら、どうしただろうか?――斎藤真理子

1923年9月1日11時58分、関東大震災が発生。関東一帯の大地が激動し、東京は火の海になった。突然起こった惨禍に、人々は動揺し、流言蜚語が発生。「朝鮮人が暴動を起こす。火をつける」というデマにより、多くの朝鮮人が虐殺された。自らの衝撃的な体験をもとに書かれ、震災の翌年から連載が開始された記録文学の金字塔。巻末に石牟礼道子によるエッセイを収録。解説 天児照月・西崎雅夫


<目次より>

第一日
第二日
第三日
その後
解説──「あとがき」にかえて  天児照月
解説 江馬修『羊の怒る時』の意味  西崎雅夫
存在の根底を照らす月明り  石牟礼道子

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