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書籍

コモンの「自治」論

9784087370010

コモンの「自治」論

著者/斎藤幸平、松本卓也(編)
出版社/集英社
サイズ/288ページ 19*13cm
発行(年月)/2023年8月

販売価格 ¥ 1,870(本体 ¥1,700)

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「自治」とは、暮らしの未来を自分たちの手で考える行為です

戦争、インフレ、気候変動。資本主義がもたらした環境危機や経済格差で「人新世」の複合危機が始まった。国々も人々も、生存をかけて過剰に競争をし、そのせいでさらに分断が拡がっている。崖っぷちの資本主義と民主主義。この危機を乗り越えるには、破壊された「コモン」(共有財・公共財)を再生し、その管理に市民が参画していくなかで、「自治」の力を育てていくしかない。

『人新世の「資本論」』の斎藤幸平をはじめ、時代を背負う気鋭の論客や実務家が集結。危機のさなかに、未来を拓く実践の書。


<目次より>
●はじめに:今、なぜ〈コモン〉の「自治」なのか? 斎藤幸平
第1章:大学における「自治」の危機 白井 聡
第2章:資本主義で「自治」は可能か?
──店がともに生きる拠点になる 松村圭一郎
第3章:〈コモン〉と〈ケア〉のミュニシパリズムへ 岸本聡子
第4章:武器としての市民科学を 木村あや
第5章:精神医療とその周辺から「自治」を考える 松本卓也
第6章:食と農から始まる「自治」
──権藤成卿自治論の批判の先に 藤原辰史
第7章:「自治」の力を耕す、〈コモン〉の現場 斎藤幸平
●おわりに:どろくさく、面倒で、ややこしい「自治」のために 松本卓也


<著者略歴>
●斎藤幸平(さいとう・こうへい)
経済思想家。『人新世の「資本論」』で新書大賞受賞。
●松本卓也(まつもと・たくや)
精神科医。主な著作に『創造と狂気の歴史』など。
●白井 聡(しらい・さとし)
政治学者。『永続敗戦論』で石橋湛山賞受賞。
●松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
文化人類学者。『うしろめたさの人類学』で毎日出版文化賞特別賞受賞。
●岸本聡子(きしもと・さとこ)
杉並区長。主な著作に『水道、再び公営化!』など。
●木村あや(きむら・あや)
社会学者。Radiation Brain Moms and Citizen Scientistsでレイチェル・カーソン賞受賞。
●藤原辰史(ふじはら・たつし)
歴史学者。『分解の哲学』でサントリー学芸賞受賞。

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<関連書籍>
『私がつかんだコモンと民主主義』

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