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書籍

庭のかたちが生まれるとき

9784845923007

庭のかたちが生まれるとき

著者/山内朋樹
出版社/フィルムアート社
サイズ/384ページ 19*13cm
発行(年月)/2023年8月

販売価格 ¥ 2,860(本体 ¥2,600)

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ちょっとそこ掘ってみてよ

徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生。庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。


庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。

庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。


<目次より>
はじめにーーぼくが庭のフィールドワークに出る理由

第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学1〉
 1 ただの石から見られる石へ
 2 つくる行為をうながすもの
 3 他性の濁流をおさめる

第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵1〉
 1 不確かさのなかでともに働く
 2 設計図とはなにをしているのか?

第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学2〉
 1 石と石とが結びつくとき
 2 意図しないものの蓄積とパターン
 3 あってないような庭とありてある庭

第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵2〉
 1 バラバラの物をDIYで結びつけよ
 2 庭師の知恵と物騒な共存
 3 物と踊る技術

第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学3〉
 1 造形的達成はどこからやってくる?
 2 石をかたづけるときに起こること
 3 質的飛躍と作庭の終わり

おわりにーーフィールドワークは終わらない
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