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9784480439093
増補 戦う姫、働く少女
著者/河野真太郎 出版社/筑摩書房 サイズ/288ページ 15*10.5cm 発行(年月)/2023年9月
販売価格 ¥ 990(本体 ¥900)
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問題は、連帯の不在である
ポップカルチャーには現代女性の働き方が反映されている。異性愛と家父長制を否定した『アナと雪の女王』や、「アイデンティティの労働」がいかなるものかを示した『魔女の宅急便』、「無賃家事労働」の問題をラブコメにおとしこんだドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』など、数々の映画やドラマを縦横無尽、クリアに論じた文芸批評を大幅増補・改訂して文庫化。 ジブリの少女たちやディズニー・プリンセスは何と戦ったのか。現代社会にひそむ階級や労働の問題点と、ポストフェミニズムを超えた連帯の可能性を、ポップカルチャーをとおして鮮やかに分析する。 <目次より> はじめに 第1章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働 第2章 無縁な者たちの共同体 『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽 第3章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか? アイデンティティの労働からケア労働へ 第4章 母のいないシャカイのユートピア 『新世紀エヴァンゲリオン』から『インターステラー』へ 第5章 『かぐや姫の物語』、第二の自然、「生きねば」の新自由主義 終章 ポスト新自由主義へ おわりに 文庫版へのあとがき 参考文献
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