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新版 慶州は母の呼び声 わが原郷

9784480439192

新版 慶州は母の呼び声 わが原郷

著者/森崎和江
出版社/筑摩書房
サイズ/272ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2023年11月

販売価格 ¥ 880(本体 ¥800)

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ネエヤは時折よそゆきのチマチョゴリに着替える。

わたしが愛した「やさしい故郷」は日本が奪った国だった。1927 年、植民地朝鮮に生まれた少女――『まっくら』『からゆきさん』の著者が綴る17 年間の自伝エッセイ。

人間の業を映す独自の作家活動を続けた森崎和江は、日本統治下の朝鮮に生まれた。大邱、慶州、金泉、現地で教師を務める父、温かな母と弟妹、そして「オモニ」たち──歴史的背景を理解せぬまま己を育む山河と町をただひたすら愛した日々に、やがて戦争の影がさす。人びとの傷と痛みを知らずにいた幼い自身を省みながら、忘れてはならぬ時代の記憶を切に綴る傑作自伝。

著者が筑豊に生活しながら独自の表現活動を展開してきた原点には、生れ育った“植民地朝鮮”での生活体験がある。自らをはぐくんでくれた風土への個人的愛着と歴史的民族的に負うべき責任とのはざ間に身を置きながら、これからの“アジアの中の日本”を考えるべく、原郷朝鮮とのかかわりを描いた。新版として復刊。解説 松井理恵


<目次より>
序 章
第一章 天の川
第二章 しょうぶの葉
第三章 王陵
第四章 魂の火
余 章
あとがき
解説 松井理恵(社会学者、韓国語版『慶州は母の呼び声』共同翻訳者)


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<関連書籍>
『まっくら』

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