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だめをだいじょぶにしていく日々だよ

9784991285158

だめをだいじょぶにしていく日々だよ

著者/きくちゆみこ
出版社/twililight
サイズ/208ページ 19*13cm
発行(年月)/2023年12月

販売価格 ¥ 2,090(本体 ¥1,900)

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わたしがいま、ちゃんとわたしのままで歩いているか

みんなくるしいね、というときの「みんな」が誰なのかはわからなくとも、そこに自分の姿を見出したことがない人はいないんじゃないか。そんなとき、わたしたちはテーブルの下で見えない手をつないでいる。

この本は、まるでそれがほとんど神さまか何かみたいに、愛し、頼り、信じ、救われ、ときに傷つき打ちのめされながら、言葉と一緒に生きてきたわたしの、なにかとさわがしい心の記録だ。またそれは「言葉とわたし」がどんなふうに変化してきたのか、もしくは変化していくのかの考察でもあった。「だめ、できない」という言葉のうしろで縮こまっていたかちこちの体を、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて引っ張りあげていくような。
(まえがきより)

ままならない過去や体や心をほぐしてくれたのは、いつも書くことだった。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行しつつ、言葉を使った作品制作や展示も行ってきた翻訳・文筆家のきくちゆみこ。twililight web magazineでの連載をまとめた初めてのエッセイ集です。書籍化にあたり、全12回に「アフター・トーク」を書き下ろしました。装画は前田ひさえ、デザインは横山雄。


<目次より>
まえがき
第一回: 大地でしっかり
第二回: 自立、もしくは複数の顔との出会い
第三回: ちゃんとひとりでみんなで一緒に
第四回: わたしにとってのわたしたち
第五回: 心の底
第六回: ビー・ヒア・ナウ
第七回: 完璧なパフェ
第八回: 鎮痛剤と押し寿司
第九回: 海のおうち
第十回: 熱の世界
第十一回: 自分の薪を燃やす
第十二回: 壁の花ではなかった
あとがき

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