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9784087881004
こどもを野に放て!
著者/養老孟司、中村桂子、池澤夏樹、春山慶彦 出版社/集英社 サイズ/208ページ 19*13cm 発行(年月)/2024年2月
販売価格 ¥ 1,760(本体 ¥1,600)
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だから大人を信用しない
学びにも、ビジネスにも、今必要なのは、身体性に裏打ちされた、たしかな「自然観」。都市化が急速に進み、こどものリアルな自然経験の少なさによる弊害が指摘されている。人は実際に体験し、そこから得られる知覚を通して抽象的な概念を学び、ゆっくりと知性を育むにもかかわらず、それがないがしろにされている。 本書は、登山アプリ「YAMAP」創業者で読書家としても知られる春山慶彦が、養老孟司、中村桂子、池澤夏樹の各氏と、自然体験を通してAI時代に活きる知性の育み方を語り合う、対談集。 「現代社会は、感覚から入るものを軽視しがちで、勉強すれば何でも頭に入ると思っています。でも実は、それ以前に自然の中で感覚を磨くことが非常に重要なのです」──養老孟司 「合理的に効率よくやろうとしていたら、生きものはとうの昔に消えていたと思います。それから、一つの価値基準で競争させて、いいものだけを残そうとしていたら、やはり消えていたでしょう。矛盾を組み込んで、『何でもあり』でやってきたからこそ、生きものは続いてきた」──中村桂子 「何かうまくいったとき、『俺の腕がいいからだ』と思うのではなく、それはある意味、運であって、運である以上は何かに感謝しなきゃいけない。その何かは必ずしも神様でないかもしれないけれど、たぶんそういう謙虚な姿勢そのものに意味があるのでしょう」──池澤夏樹 「知覚とは、自分を取り巻く世界をどう感じるか。知覚、つまり感覚、感性、五感で世界を捉えること、既存の思考と統合しながら解釈すること。そこに知性の核心がある」――春山慶彦 <目次より> 1. 養老孟司との対話 自然の中で身体を動かすだけで無意識に学んでいる 2. 中村桂子との対話「へんてこ」「無駄」「弱さ」があるから生きていける 3. 池澤夏樹との対話 自然に学ぶ「インチキせずに生きる力」
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