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書籍

エブリデイ・ユートピア

9784309231525

エブリデイ・ユートピア

著者/クリステン・R・ゴドシー
訳者/高橋璃子
出版社/河出書房新社
サイズ/388ページ 19*13cm
発行(年月)/2024年5月

販売価格 ¥ 2,970(本体 ¥2,700)

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今とは違う未来を考えるため

ユートピア=夢物語ではない。私的生活から社会を変える。

家族、住まい、所有、育児、教育。古代ギリシャのピタゴラスから、現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまで、様々な思想やコミュニティの実践を参照しながら、戦闘的オプティミズムで資本主義リアリズムと冷笑に挑む。


<目次より>
第1章 未踏の知に向けて勇敢に踏みだす
社会の夢は混沌から生まれる/冷笑家はいつだって笑うもの/クレイジーな人が世界を変える/家父長制の2つの父ワード/政治的なことは個人的なこと/キング牧師と宇宙大作戦

第2章 家庭とは壁のあるところ?
床下の骨が語ること/信仰生活と学生寮/ファランステールへ行け!/労働者たちの宮殿/鉄筋コンクリート造りの夢/人とつながる都会生活/コハウジングの豊かな暮らし/家母長制のエコビレッジ/家事を社会化する住宅設計/近所づきあいのリアルな事情/足りない住宅、余るペントハウス

第3章 子どもは社会の公共財
子育てのコストを担うのは誰か/プラトンの理想の子育て/共産党宣言よりも過激な提案/愛を共有する完全主義者/ガリラヤ湖畔の「子どもの家」/そのためでなければ、国家に何の意味がある?/早期保育のポジティブな効果/親は誰だって不公平

第4章 学校は何を教えるのか
教育が投資商品になる社会/見過ごされたアインシュタイン/中世のウィキペディア/ウクライナのユニークな自立教育/あらゆる学校を農場にする/米国ハンディキャップ省/イェール大学で一番人気の授業/詩を読みに街へ出よう

第5章 所有のない世界を想像する
「所有、それは盗みである!」/主人のために働くことなかれ/富める者がますます富むしくみ/もしもウィキペディアが営利企業になったら/生産者を生産するのは誰か/信仰深いコミュニストたち/ユートピアの税金問題/世界に広がるエコビレッジ/もっともプライベートな場所を共有する/シェアリング・エコノミーの先にあるもの

第6章 君をボス猿に喩えようか
核家族というブラックボックス/チンパンジーの精巣が教えてくれること/あなたの祖先はチンギス・ハンかもしれない/一夫多妻は重罪なのか/独身者の怒りをなだめる装置

第7章 幸せな家庭はどれも似ていなくていい
古代スパルタの女たち/誰にも苗字のない世界/核家族は一種の牢獄?/恋愛を結婚から解き放つ/非婚式とクリスマスケーキ/自分で選んだ家族/3人で親になる/家族の定義を拡大する

第8章 スタートレックの未来へ
戦闘的オプティミズム/認知能力としての希望/ディストピアのフルコース/庶民にとっておなじみのもの/もしも楽園ではなく、地獄だとしたら?/ラディカルな希望を行使する/すべては可能

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