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9784480684967
翻訳をジェンダーする
著者/古川弘子 出版社/筑摩書房 サイズ/256ページ 17.5*10.5cm 発行(年月)/2024年9月
販売価格 ¥ 990(本体 ¥900)
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文末詞は「わ」、「だわ」、「かしら」
翻訳された言葉には必ずわたし達の社会があらわれ、そして翻訳されたものは社会に影響を与える。翻訳小説の女性達は原文以上に「女らしい」言葉で訳されていることがあります。翻訳と社会とわたし達の密接な関係を読みとき、性差別をなくすための翻訳、社会に抗する翻訳の可能性を探る一冊。 「はじめに」より一部抜粋 「翻訳には、それまでにあった古い考えにとらわれない、新しい言葉を生み出す可能性があります。そして、社会の中に存在しなかったり、埋もれたりしている概念を言葉によって「見える化」したり、それまでの偏った見方を変えたりする力があります。」 <目次より> はじめに 『プラダを着た悪魔』の主人公はどんな話し方をする? 「ハリー・ポッター」のハーマイオニーには友だちがいない? 小説はフィクション、わたしたちはリアルな存在 [……] 第一章 小説の女たちはどう翻訳されてきたのか 日本語への翻訳とジェンダー 日本語の女ことばと男ことば 翻訳の中の女性はもっとも典型的な女ことばを話す? 翻訳小説の女性の話し方vs現実の女性の話し方 児童文学ではどうなる? 児童文学は保守的。児童文学の翻訳はもっと保守的。 翻訳者が再現しようとすること 汚いとされる表現にも意味がある [……] 第二章 女たちのために自分たちで翻訳する 一九七〇・八〇年代に、自分でいる力をくれた翻訳があった 女性の健康のバイブル『Our Bodies, Ourselves』 わたしのからだは自分のもの。自分のからだをよく知ろう。 自分を大切に生きる権利は、みんなにある 『Our Bodies, Ourselves』の時代―個人的なことは政治的なこと 『女のからだ』の時代―ウーマン・リブ 『からだ・私たち自身』の時代―ウーマン・リブからフェミニズムへ フェミニスト翻訳の三つの具体的な方法 『女のからだ』のフェミニスト翻訳の方法 『からだ・私たち自身』のフェミニスト翻訳の方法 [……] 第三章 これからのために翻訳ができること これから考えられる三つの変化 ①一律の女らしさから、それぞれの個性へ ②ネガティブなイメージのない性器の名称へ ③「彼」と「彼女」だけでなく、インクルーシブな代名詞を
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