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書籍

翻訳する女たち

9784909910257

翻訳する女たち

著者/大橋由香子
出版社/エトセトラブックス
サイズ/288ページ 19*13cm
発行(年月)/2024年11月

販売価格 ¥ 2,640(本体 ¥2,400)

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「蒸餅」より「タルト」のほうがおいしそうだと思った

翻訳する女がまだ珍しかった時代、本に生き、言葉を探し、翻(ひるがえ)してきた女性たちのストーリー。

大人になる前に戦争を経験し、翻訳者も編集者もまだほとんど男性だった頃の出版界に飛び込み、半世紀以上も翻訳してきた女性たちがいる。児童書から文学、ミステリまで、読み継がれる数々の名訳を残す中村妙子、深町眞理子、小尾芙佐、松岡享子――丁寧なインタビューをもとに4人の翻訳家の人生をつづった、光文社WEB「“不実な美女”たち」待望の書籍化。

単行本への書き下ろしとして、フェミニズムの思想とことばを日本に紹介してきた、加地永都子、寺崎あきこ、大島かおりの章をあらたに収録。


<目次より>
はじめに 翻訳する女性が珍しかった時代

第一部 不実な美女たち――女性翻訳家の軌跡

Vol.1中村妙子
「クリスティ、ナルニア国、ピルチャー
子どもはさまざま、本もいろいろ種類があったほうがいい」

Vol.2 深町眞理子
「キング、アンネの日記、シャーロック・ホームズ
英米の小説の翻訳なんかやってます」

Vol.3 小尾芙佐
「アシモフ、アルジャーノンに花束を、エリオット
異なる文化のしみついた言葉をおきかえていく」

Vol.4 松岡享子
「ヘンリーくん、パディントン、ブルーナ
子どもが喜ぶと、もっと喜ばせたくなる」

第二部 ひるがえりひるがえす女たち

女たちが翻訳するまでの前史
私が出会った翻訳者の思い出
  加地永都子さん──反戦や解放運動、アジアの風を伝える
  寺崎あきこさん──ドイツと日本の女たち、「おいでよ こちらに」
  大島かおりさん──女が女を訳す、名づけ直し遺していく

おわりに
参考文献 

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