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05501-12
世界 2024年12月号
出版社/岩波書店 サイズ/296ページ 21*14.5cm 発行(年月)/2024年11月
販売価格 ¥ 1,045(本体 ¥950)
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毎日、このような認知の不協和が起きている
【特集1】視えない中国 海洋進出など周辺国への強硬姿勢と同時に、国内では監視・統制を強める習近平政権。日中の交流は減少し、拘束のおそれからビジネスマンや研究者が渡航をためらう現状さえもある。他方、目覚ましかった近年の経済成長は鈍化。不動産バブルは崩壊し、人々は先行きの不透明さにあえいでいる。 そのなか起きた、日本人学校児童らの殺傷事件。SNSに行きかう「反日」「仇日」の言論の一方、事件を悲しみ、政府の対応を批判する人々も少なくない。 隣国として率直に対話し、交流を続けるために、何が必要なのか。複雑化する中国、そして日中関係の現在地をみつめる。 【特集2】私たちのエネルギー 猛暑、台風、豪雨……毎年、異常気象が列島を襲う。日本の温室効果ガス排出量の8割以上が、発電などのエネルギー由来。その脱炭素化は、生き延びるための急務だ。だが、国内では石炭火力温存という「既定路線」が敷かれている。「GX」の名のもとに、原発活用の動きも根強い。高コストな原子力・石炭火力にかわり、再エネの経済性は急激に上がっている。 今後数十年の日本のありようをも規定するエネルギー基本計画の改定が進んでいる。いま、どのエネルギーを選ぶのか――将来世代が安心して暮らせる環境を守れるか、わたしたちの決断にかかっている。 <目次より> 【特集1】視えない中国 日本人学校男児殺害事件——日中関係の転機か 吉岡桂子(朝日新聞)(※よしの字は、口の上が土) 中国経済は日本化するのか——不動産不況と過剰生産 梶谷 懐(神戸大学) 圧縮型発展の曲がり角で——ことばから読む市井の暮らし 斎藤淳子(ライター) 日中「平和・協力・友好の海」のゆくえ 毛利亜樹(筑波大学) 【特集2】私たちのエネルギー 〈気候再生のために特別編〉 二〇五〇年脱炭素への分岐点——エネルギー基本計画改定の論点 高村ゆかり(東京大学) “脱炭素”という名の原発延命策——GX政策を問う 大島堅一(龍谷大学) 再エネに吹く向かい風——なにが地域との共生を阻むのか 茅野恒秀(信州大学) 明日を生きるための訴訟——日韓若者座談会 キム・ボリム×ユン・ヒョンジョン×髙田陽平×いぶ 石炭火力 日本はなぜ廃止できないか 桃井貴子(気候ネットワーク) 「オフグリッド」から世界を発見する 北川真紀(東京大学特任研究員) ■注目記事 ラピダスはどこへ——台湾・TSMCからみる「半導体支援」への問い 川上桃子(神奈川大学) 〈ノーベル平和賞受賞〉 被団協の歩み、被爆者の願い、そして私たち 栗原淑江(ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会) 〈対談〉 裏金大敗、石破自民の命運 後藤謙次(政治ジャーナリスト)×中北浩爾(中央大学) 「軍事オタク」首相の思考法を読み解く——石破茂の本当の「危うさ」とは 水島朝穂(早稲田大学名誉教授) 「われわれリベラル」を再考する 朱喜哲(大阪大学社会技術共創研究センター招へい准教授) アメリカ 「オルタナティブな現実」が覆う未来 竹田ダニエル(ジャーナリスト/研究者) イスラエル・ヒズボラ紛争を規律する国際法 根岸陽太(西南学院大学) ヒズブッラーの闘志の燃料——レバノン弱体化の影で 髙岡 豊(こぶた総合研究所) 〈スケッチ〉 島原・外海——生命に触れた旅 長田育恵(劇作家) 〈シリーズ夜店〉 東京 都市計画の出発点——その儘ならない歴史 松山 恵(明治大学) 〈ポストアベノミクスの財源論〉 対談 これからの時代の税の考え方——全世代型社会保障と金融資産課税は実現可能か 諸富 徹(京都大学)×広井良典(京都大学) 人口減少を乗り切るための財政戦略——将来世代の利益も守れ 田中秀明(明治大学) 多様な地域をどう支え合うか——自治体財政の課題 沼尾波子(東洋大学) 防衛費膨張が意味するもの——アメリカの対外政策との関係 河音琢郎(立命館大学) 〈連載〉 ひとりで暮らす私たち 第3回 「会計年度任用職員」という大問題 和田靜香(ライター) 〈リレー連載〉 隣のジャーナリズム マンネリズムに抗う 酒井聡平(北海道新聞) ブラジル移民史の新章——謝罪要求運動、ふたつの 水流 三山 喬(ジャーナリスト) ■世界の潮 ◇えん罪事件の公的検証を——袴田事件再審無罪を刑事司法改革にどう生かすか 笹倉香奈(甲南大学) ◇家政婦過労死事件 高裁判決が語ること、語らないこと 濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構) ■本との出会い ◇本とチェック 第19回 ノーベル文学賞をハン・ガンの引き出しに入れておいた 金承福(クオン代表) ◇言葉と言葉のかくれんぼ 第9回 悲しみの質量 チョン・スユン(翻訳家) ◇「忘れられない」のはなぜか——小野和子『忘れられない日本人』 濱口竜介(映画監督) ◇科学と非科学のあいだ——マッキンタイア『「科学的に正しい」とは何か』/リッチー『Science Fictions』 松村一志(成城大学) ◇最終回 〈小さな物語〉の復興 『フランケンシュタイン』をよむ 第10回 アンチ・ヒーロー 小川公代(上智大学) ■連載 読書・観賞日記 読んで、観て、聴いて 酒井啓子(千葉大学) ルポ 埼玉クルド人コミュニティ 第5回 夢のゆくえ 安田浩一(ノンフィクションライター) あたふたと身支度 第3回 戦闘服あれこれ 高橋純子(朝日新聞) 彼女たちの 「戦後」 第4回 鴨居羊子——下着革命から全身表現者へ 山本昭宏(神戸市外国語大学) 「変わらない」を変える 第19回 米中絶問題の核心 三浦まり(上智大学) 片山善博の「日本を診る」(181) 歳出と歳入のバランスを考える国柄に 片山善博(大正大学) 脳力のレッスン(270) 遅れてきた帝国としての日米の邂逅 寺島実郎 ドキュメント激動の南北朝鮮 第328回(24・9~10) 編集部 ○記憶をもった鏡——ボリス・ミハイロフ『Yesterday’s Sandwich II 』 ○戸田昌子(写真史家) ○岩波俳句 選・文 池田澄子(俳人) ○アムネスティ通信 ○読者談話室 ○編集後記 ○表紙木版画 久保舎己(表紙 ごみ 1981 裏表紙 無題 2023) ○キャラクター・扉絵 西村ツチカ ○アートディレクション 須田杏菜 ○本文デザイン 大原由衣+安賀裕子
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