絵本

なんにもえんりょはいらんよ

貧しく子どものない夫婦が、金持ちになる術を知りたいと思い旅に出ます。夫婦は、無数の星が天井やかべいっぱいに輝いているりっぱな家にたどりつきます。中でもひときわ大きく輝く星は、20年後に生まれてくる子どもの福分を象徴していました。その子の福分を借りた夫婦はたちまち大金持ちなりました。それから20年経ったある日、その夫婦の家の門の前で、ひとりの貧しい女が赤子を産み落とします。

「かにじょう」は沖縄で「鉄門」という意味があります。

昔話は時代を超えて、多くの子どもたちの心をひきつけてきました。子どもがはじめて出会う本のひとつとして、昔話を正しく語りつぎたいという思いから生まれた「子どもとよむ日本の昔ばなし」シリーズの一冊。
(5歳～)