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書籍

大きなシステムと小さなファンタジー

9784990758387

大きなシステムと小さなファンタジー

著者/影山知明
出版社/クルミド出版
サイズ/480ページ 19*13cm
発行(年月)/2024年12月

販売価格 ¥ 2,750(本体 ¥2,500)

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物事を決めるのにほぼ多数決を使ったことがない

「あなたの雇い主は、実はシステムなのだ」 ──システムの力が強くなると、あなたが、時間が、関係性が、ことばが、手段になる。すべてが利用価値ではかられるようになる。現代の生きづらさの原因はここにある。

あなたがあなたであることから、それを互いに受け止め合うことから、やり直せないか。クルミドコーヒーで、ぶんじ寮で、国分寺で。何かとたたかうのではなく、何かを変えようとするのではなく、軽やかに、遊ぶように、「もう一つの道」を切り拓いてきた著者による、実践の記録。未来への展望。

種が土と出会い、芽を出し、やがて木へと育つように。一本の木が、まわりのいのちと関わりながら生態系を育み、やがて森へと育つように。解き放とう、あなた自身を。「一つ一つのいのちが大切にされる社会」はもう、すぐそこにある。


<目次より>
◆第一部  自分の時間を生きる
第一章  こどもたちのためのカフェ      
      一人のメンバーのラッキーフード
      誰の時間を生きているのか
      システムの時間を生きる
      自分の時間を生きるには
      日常そばにある空白地
      こどもたちのためのカフェ
      ルールではなく、想像力で
      ハルガキータ
      影山さん、遊んでますか? 
      時間の花
コラム1 あなたと私のいのちの形をしたお店 合地茜 
第二章  ファンタジーの森
      ファンタジーの聖地、黒姫童話館
      汝の 欲する ことを なせ
      間ファンタジー性
      ルールのない、まちの寮
      無秩序の秩序
      ナイスファンタジー
      問いとは光である
      懐中電灯のあかりのような問いが照らし出した一つのファンタジー
      人工林、天然林、原生林
      野生の王国 
コラム2 ミヒャエル・エンデとレイチェル・カーソン 影山知明   

◆第二部  いのちのありようから学ぶ
第三章  植物が育つようにお店をつくる
      事業計画をつくるのをやめた
      そこに「あるもの」から芽吹く活動
      自動車か、植物か
      植物は〈知性〉をもっている
      一本の木は、いくつかのいのちの群生体
      量の成長と、質の成長
      成長とは、何が大きくなることか
      目的と目標
      となりのまちに、種を落とす
第四章  種の話
      「あなたの中に種のあることをやりなさい」
      自分の〈いのち〉の形にどうしたら気付けるか
      be と do と have
      「でない」が、「である」の輪郭をつくる
      一人称、二人称、三人称
      まわりをいかそうとすることで、自分の中の種に気付く
      自己実現の方角
      人生に一回の、大きなYes
      芽は待てないが、種なら待てる  
コラム3 ぼくとクルミドコーヒー 井上大樹
第五章  土の話
      「いいスタッフが集まっている」のか
      「場の力」の正体
      おでん理論
      さくらんぼと、桜の木
      種が芽を出しやすい土
      お店が自由過ぎると、お客さんが不自由になる
      場が力を持つための五つの条件
      お店のスタッフとお客さんという関係を超える
      固定的な空間は必須か?
      場になる場、最後に残るもの
コラム4 場をめぐって 清水博
第六章  いのちをいかし合う組織
      ハレの日とケの日
      誰も、他の誰かを
      コントロールすることはできない
      多数決に頼らず、物事を決める
      他動詞と自動詞
      ABCD理論
      支援してもらう力
      一人一人のいのちが最大化するという戦略
      動くものさし
      壁と卵
      クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の組織図
      折り合いつけてやっていく
      組織はどこまで大きくできるか 
第七章  いのちはどのような形をしているか
      ゆっくりなのか、いそげなのか
      二項対立を超える
      楕円かららせんへ
      いのちとは何か
      クルミドコーヒーは何歳か
      自然をどう見るか―ニュートンとゲーテ
      自然を師とした建築家―ガウディ
      進化とは、多様性へと向かうドラマである
      競争原理と共存原理
コラム5 能の扉 影山知明

◆第三部  大きなシステムをひっくり返す
第八章  友愛の経済、友愛の金融
      主語を小さくする 
      社会有機体三分節化論  
      友愛、平等、自由
      小さな友愛の経済を支える、小さなシステム
      システムの手前にあるもの
      お金に頼るのを半分にする
      友愛の金融によってできた喫茶店
      仮称、クルミド資本市場
      前向きな意味で世界が他人事でなくなる投資
      国分寺の投票率を一位にプロジェクト
      まちが学校になる
      クルミドコーヒーのトリコロール 
第九章  一つ一つのいのちの形をしたまち
      国分寺に生まれつつある▽
      あるものとあるもので、まちをつくる
      公と私の間にあるもの
      避難場所と根城
      外食でも中食でも内食でもない
      土地は誰のものか
      話の通じない相手がいたらどうするか
      対話力という地域資本―クルミドの朝モヤ
      クルミド資本市場を通じて
      まちのビジョンをつくる
      伸び縮みする境界線
      国分寺を、日本の「外れ値」に
コラム6 国分寺赤米プロジェクト 影山知明
第十章  もう一つの道
      グローバル資本主義の未来
      友愛の経済のカギを握るもの
      経済学はいかに始まったか
      徳への道
      経済学の前提を書き換える
      自然の「法」にしたがう
      奪われた時間とお金を取り戻す
      モモのラストシーン
コラム7 創造と物語の泉 影山知明

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