絵本

暮らしが仕事　仕事が暮らし

　とうさんは　にぐるまに　うしを　つないだ
　それから　うちじゅう　みんなで
　この　いちねんかん　みんなが　つくり　そだてたものを
　なにもかも　つみこんだ

アメリカ、ニューイングランド地方のある家族の物語。荷車に積み込んだのは、父さんが刈った羊の毛。母さんが糸を紡ぎ織ったショール。娘が編んだ手袋。息子がナイフで作ったほうき。畑で採れた野菜・・・。家族みんなで1年かけて作った物を、父さんが町の市場へ売りに出かけます。

売った品物の代金で必要な品を買い、また新しい1年の生活がはじまります。雪の積もった冬は、室内でモノづくり。春が来れば畑に種蒔。自然のサイクルと共にあった、古きよき時代の生活ぶりが綴られる美しい絵本。(5歳～)