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9784120050213
金曜日の本
著者/吉田篤弘 出版社/中央公論新社 サイズ/128ページ 19.5*13.5cm 発行(年月)/2017年11月
販売価格 ¥ 1,650(本体 ¥1,500)
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自分にとっての「面白い」が隠れている
その静かな図書室で、『車のいろは空のいろ』 と 『寺町三丁目十一番地』 と 『町かどのジム』 を見つけた。 同じ本を何度も読んだ。 同じ本を読むことは同じ場所に何度も行くことで、 図書室は学校の中の舞台袖のような場所だった。 その三冊には声があり、 語り手が本の中に生きていた。 彼らはどんなときでも、 いつも同じ声で同じ話を同じように語ってくれた。 そんな安心なことが他にあるだろうか。 物心ついてから中学生に上がるくらいまで。著者・吉田篤弘さんご自身の少年時代を辿る、書き下ろしエッセイ。短篇小説 「窮鼠、夜を往く」 も収載。
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