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9784035316503
マルコとパパ
作/グスティ 訳者/宇野和美 出版社/偕成社 サイズ/145ページ 25*19cm 発行(年月)/2018年2月
販売価格 ¥ 3,080(本体 ¥2,800)
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「うけいれる」とは
絵なら やぶりすてられる。 消して、もういちど かきなおしてもいい。 だけど、子どもは・・・ ほんものの子どもは そうはいかない。 生まれてきた息子マルコに、ダウン症がある。南米・アルゼンチン出身のイラストレーター、グスティは、最初その事実を受け入れられなかった。困惑する父親の視点から見つめた自分自身のこと、家族や周りの人たちのことば、ありのままのマルコを愛するようになったこと、マルコのお気に入りの遊びやさりげない日常の一コマ、そしてマルコをはじめ障害のある子ども・人々と共に生きることの意味を、グスティは綴る。 この子は、「こんなふうに」うまれてくる権利があるって、 心のおくでかんじてた。 わたしたちは、いろいろおしえられるだろうし、 それはすばらしい経験になるだろうって。 マルキートがあかくたってみどりだってあおくたって、 メタリックだって毛むくじゃらだって、 チビだってデブだって、 ぼくには、いつだって、 せかいいちのおとうとだもん。 日本語版で使用される「ダウン症のある」という表現には、「ダウン症がそのひとの全人格ではなく、そのほかさまざまな面の一つである」という意味を込めているのだそう。ユーモアあふれる多数のイラストとコラージュ、そして飾らないことば。息子との日々、作者自身の葛藤と受容、そして愛について。誠実につむぎ出された絵とことばは、読む者をあたたかなもので満たしてくれる。 2016年ボローニャ・ラガッツィ賞「障害の本」部門最優秀賞。
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