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書籍

一日の終わりの詩集

9784622047155

一日の終わりの詩集

著者/長田弘
出版社/みすず書房
サイズ/88ページ 21*15cm
発行(年月)/2000年9月

販売価格 ¥ 1,980(本体 ¥1,800)

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愛すると言えるものがいくつあるか?

悲しみは、言葉をうつくしくしない。
悲しいときは、黙って、悲しむ。
言葉にならないものが、いつも胸にある。


詩とは、過ぎゆく時間と対峙して、自らとことばを確保する営為ではなかろうか? 本書『一日の終わりの詩集」は、詩人・長田弘さんが、はじめて凛といさぎよく、自らの〈人生の秋〉を詩った「私」詩篇。


笑う。怒る。悲しむ。
それだけしか、
人生の礼儀は知らない。
ふりをする人間がきらいだ。


忘却の練習をしよう。
むかし、賢い人はそう言った。
何のために?
魂をまもるために。


<目次より>
いま、ここに在ること
  人生の材料
  記憶
  深切
  愛する
  間違い
  言葉
  魂は
  経歴
  老年
  惜別
  微笑だけ
  哀歌
  自由に必要なものは
  空の下
  穏やかな日

マイ・オールドメン
  緑雨のふふん
  露伴先生いわく
  鴎外とサフラン
  二葉亭いわく
  頓首漱石

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  午後の透明さについて
  朱鷺
  新聞を読む人
  意味と無意味
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