絵本

ひとすじの道、そして幾千の物語

背中を向け、足を踏ん張って立つ子ども。小さな一歩を踏み出そうと決心した、その行く手には、まっ白な道が、どこまでも伸びている。その先に待ち受ける、不思議な町の数々!　本でできた町、大きな木の中の町、宇宙に浮かぶ町、おばけがいっぱいいる町・・・。

登場人物は、ひとりの男の子とひとりの女の子。本の「前・後」は決まっていない。どちら側から読んでもいい、文字のない絵本。彼、彼女と一緒に道をたどりながら、次々に現れる、ため息のでるような色彩と繊細なタッチで描かれた町のすみずみに目をこらせば、秘められたたくさんの、そして自分だけの物語が見つかるかもしれない。
(5、6歳～大人まで)

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<関連書籍>
『怪物園』　
『の』　
『HUG』