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書籍

南方熊楠

9784061585287

南方熊楠

著者/鶴見和子
出版社/講談社
サイズ/318ページ 文庫判
発行(年月)/1981年1月

販売価格 ¥ 1,210(本体 ¥1,100)

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寺子屋スータ 第2期テキスト(副読本)

南方熊楠は、柳田国男とともに、日本の民俗学の草創者である。この二人は、その学問の方法においても、その思想的出自と経歴においても、いたく対照的なのである。日本の学問のこれからの創造可能性を考えるために、この二つの巨峰を、わたしたちはおのれの力倆において、登り比べてみることは役に立つであろう。そうした意味で、微力ながら、これはわたしの南方登攀記の発端である。(著者まえがきより) 昭和54年度毎日出版文化賞受賞作。

<目次より>
1 南方熊楠の世界
  1.すじがき
  2.南方熊楠におけるヨーロッパとの出会い
    1.学問の目標
    2.身についた実証主義
    3.問答形式の学問の展開
  3.地球志向の比較学の構造
    1.粘菌研究-地球志向の原点
    2.曼陀羅-比較学のモデル
2 南方熊楠の生涯
  1.独創性の根源
    1.父母の感化
    2.勉強大好き、学校大嫌い
  2.漂泊の季節
    1.アメリカゆきの動機
    2.曲馬団とともに
    3.大英博物館入り
    4.孫文との出会いと別れ
    5.ロンドンの暮しと仕事
    6.ロンドンでの仕事
  3.紀州田辺の住民として世界へ
    1.定住への引力
    2.神社合祀反対運動のさ中に
    3.柳田国男との出会いと別れ
    4.実現しなかった南方植物研究所
    5.神島の進講
    6.示寂
3 南方熊楠の仕事
  1.比較民族
    1.『十二支考』について
    2.邪視について
    3.人柱について
  2.比較民話
  3.比較宗教-科学論
    1.学問の目標
    2.比較宗教論
    3.科学論
  4.エコロジーの立場に立つ公害反対
  5.おわりに-南方熊楠の現代性
    1.南方熊楠とヘンリー・ディヴィッド・ソローの親近性
    2.南方の思想家としての現代性

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