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書籍

あわいゆくころ

9784794970718

あわいゆくころ

著者/瀬尾夏美
出版社/晶文社
サイズ/360ページ 19.5*13.5cm
発行(年月)/2019年2月

販売価格 ¥ 2,200(本体 ¥2,000)

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人が生きるということ

東日本大震災で津波の甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市。絵と言葉のアーティスト・瀬尾夏美は、被災後の陸前高田へ移り住み、変わりゆく風景、人びとの感情や語り、自らの気づきを、ツイッターで継続して記録、復興への“あわいの日々”に生まれた言葉を紡いできた。厳選した七年分のツイート〈歩行録〉と、各年を語り直したエッセイ〈あと語り〉、未来の視点から当時を語る絵物語「みぎわの箱庭」「飛来の眼には」で織り成す、震災後七年間の日記文学。


  人びとが厄災から立ち上がろうとする
  そのはじまりの時間は、
  とてもしんどかった一方で、
  とても創造的でもあったのだ。
  一つひとつ見返すほどに、
  あのころ生まれたものたちこそが、
  誰しもが生涯のうちに直面する
  なにかしらの困難から立ち上がっていくときに、
  とても必要なものであると実感されてくる。
  それは震災という個別の出来事に関わらない。
  私にも、これから旅先で出会う誰かにも、
  きっと必要なものだ。

  
<目次より>
みぎわの箱庭
あわいゆくころ

一年目 二〇一一年三月十一日―二〇一二年三月十一日
    歩行録
    あと語り さみしさについて

二年目 二〇一二年三月十二日―二〇一三年三月十一日
    歩行録
    あと語り うつくしさについて

三年目 二〇一三年三月十二日―二〇一四年三月十一日
    歩行録
    あと語り 距離について

四年目 二〇一四年三月十二日―二〇一五年三月十一日
    歩行録
    あと語り 弔いについて

五年目 二〇一五年三月十二日―二〇一六年三月十一日
    歩行録
    あと語り 風景について

六年目 二〇一六年三月十二日―二〇一七年三月十一日
    歩行録
    あと語り 旅について

七年目 二〇一七年三月十二日――二〇一八年三月十一日
    歩行録
    あと語り 継承について

飛来の眼には
語りのこし


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<関連書籍>
『二重のまち/交代地のうた』

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