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書籍

くらやみに、馬といる

9784906900022

くらやみに、馬といる

作/河田桟
出版社/カディブックス
サイズ/120ページ 15*10.5cm
発行(年月)/2019年10月

販売価格 ¥ 990(本体 ¥900)

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夜の森は昼と違う匂いがした

与那国島でカディと暮らしはじめて十年が経とうとしています。日々の暮らしのなかで私がひときわ大切にしている日課が、夜明け前のくらやみの時間をカディと過ごすことです。馬といるくらやみに身を置いているうち、一滴一滴したたり落ちてきた言葉の断片を集めたのがこの本です。

前作までの『ウマと話そう』シリーズは、馬と人のコミュニケーションにフォーカスした本でした。実用の書というにはずいぶん受動的でぼんやりしていたと思いますが、やはりひとつの目的に光を当てていたので、そこからこぼれるものがあるように感じていました。

ですから本書は『はしっこに、馬といる』の続編ではなく、そのうしろ側みたいな位置にあると言えばいいでしょうか。前作までを「昼の世界」とするなら、これは文字通り「夜の世界」の話です。

このような内向きで個人的な文章をいったいどなたが読んでくださるのかいぶかしく思いつつ、それでもこの道を通らないわけにはいかないんだよなあ、という奇妙な感覚に包まれながらこのちいさな本を作りました……
(「あとがき」より)

文庫本をすこしスリムにしたようなサイズです。縦長のケースに収められています。本は横長です。 文章が中心で、ところどころにくらやみで撮った馬の写真が挿入されています。馬のイラストはありません。これまでの本とは文体が違いますし、内容の質感もずいぶん違うと思います。


<目次より>
馬たちの夜の世界
くらやみの景色
耳をひらく
じっとしている
異種のともだち
ささやかな了解
輪郭が変わる
終わりにいる場所
ふたたび出会う


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<関連書籍>
『ウマと話すための7つのひみつ』
『馬語手帖』
『はしっこに、馬といる』

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